タケユー・ウェブ日報

Ruby on Rails や Flutter といったWeb・モバイルアプリ技術を武器にお客様のビジネス立ち上げを支援する、タケユー・ウェブ株式会社の技術ブログです。

MTDDC 2013に行ってきたので無駄にしないように記録しておく。

8/3 MTDDC 2013にいってきた。
※写真使用に問題があればご指摘ください。

 

いざ東京へ

国鉄カラーのキハ47で出発。(朝5時)

 

僕が個人的に食いついたところは赤字

新しい Movable Type のコンセプトと特徴:平田さん

平田さん.jpg

MT6概論

Movable Type 6 Overview ~ Play with API ~:高山さん

(写真撮り忘れ)

新機能

  • 指定日公開
    • 公開終了コールバックあり(unpublish_past_entries)
  • GoogleAnalytics対応
    • 設定はSystem→ウェブサイト→ブログの順で継承される
    • MTStatsSnippet
      • Providerを拡張可能。GA以外に対応させることができる
  • システムからのお知らせ(notification center)
    • ダッシュボードにメッセージを表示させる機能を統一
    • ダッシュボード表示毎に処理されるのであんまり重い処理はおすすめしない
    • textに指定したものはみんなに表示されるので、セキュリティ上の理由であんまり詳細な情報は出さない方にするのをおすすめします。
  • ウェブサイトの変更
    • ブログの機能を内包する
      • 大規模サイト対応はそのままに、小規模サイトや単なるブログにも使いやすくなった
    • MTBlog系タグをウェブサイトでも使用可能
    • MTWebsite系タグをブログで使用したとき、これまではMTParentWebsiteとか使わないといけなかったけど、自動で親ウェブサイトのコンテキストで処理されるようになった
  • ダッシュボード
    • Site Stats Widget
      • プラガブル。site_stats_linesレジストリでグラフに表示するデータを追加可能。
  • カテゴリアーカイブ
    • 設定「エントリがなくても出力する」を追加した(苦情をよく頂くので)
  • LOUPE
  • Data API
    • Web API Designという本で勉強しました。おすすめの本とのこと。無料だし。
    • 非公開のものの取得や、更新にはトークンベースの認証が必要
    • プラグインでエンドポイントを追加可能
    • でもCGIベースで遅いので、実運用ではPSGIやフロントサーバでのキャッシュが必要だと思う
      • (竹内注 僕のところではAPIへのGETリクエストをnginxでキャッシュしてます)
      • パージとかあるので面倒かもだけど
    • 利用例
      • 独自管理画面
      • 検索
      • コミュニティサイトとかはCommunity.packよりも作りやすいんじゃないかなぁ?
  • Chart API
    • Flashベースのがアレだったのでなんとかした
    • fallbackの仕組みも実装してあるのでIEでも動きます。

アップグレードの注意点

  • Transformer
    • DOMの変更はそんなにない
    • ダッシュボードまわりぐらい
  • Plugin
    • Callback / API の変更はほぼない
    • レジストリの変更はなし
    • MT::Websiteの記事/カテゴリ対応に伴う修正はあると思う
  • Theme
    • class: Blog 指定でもウェブサイトで適用されるのでそのつもりで。

プラグインディレクト

質疑応答

 

Movable Type 6とGoogle Analyticsの連携で実現するかしこいCMS:宮永さん

宮永さん.jpg

かしこいCMSはサイト改善サイクルを回しやすいCMSだと思う(竹内注:たしかそんなかんじのことだったかと・・・)

MTとGAで管理画面が違うと、GAの方を使わなくなる...MT6で対応したけど、アクセス数表示するだけ。

サマリー提供

  • GAの結果をMT6に引き込む
  • サイトごとのKPIがほしい
  • オブジェクトにリンクした指標がほしい

レポーティング業務

  • Excelにコピペしてた実情
    • CMSなんだからMTタグで何とかしたい

コンテンツ再生産

ラッキングサポート

  • カスタマイズ性高いけど難しい
    • CMSでなんとかうまいことやってよ
      • ページとオブジェクトIDの紐付け
      • 最後までスクロールした記事数 とか

 

以上のことができる(予定の) More Analytics プラグインを作ってるよ。MT6正式リリースに合わせて製品レベルにしたい。(MITライセンス + 有償サポート・日本語ドキュメント?)

  • サマリー提供
  • レポーティング業務
    • GAからデータを引っ張ってこれるMTタグを作った
  • コンテンツ再生産
    • run-periodic-tasksで集計結果を取り込むようにしたからそれ使えるよ
    • リスティングフレームワーク対応
    • 集計期間なんかは設定で追加できる
  • ラッキングサポート
    • 今やってるところ

DataAPIとMTAppjQuery,flexibleSearchで広がるMT6の使い方: bit part(柳谷さん、奥脇さん)

bitprt.jpg

Data API + jQuery の話。

flexibleSearch.jsをリニューアル。

  • インターフェースの変更
  • 静的に書き出しておいたJSONファイルとData APIの使い分け
    • モバイル環境 Data APIによる回線帯域の節約・クライアント負荷低減
    • その他 静的JSONファイルを取得 サーバー負荷低減

 

Azure と MT のフシギな関係 ~ 2013 夏バージョン ~: 武田さん、柳下さん、野田さん

武田さん.jpg

「わしのWindows Azureは3式まであるぞ」※フィクションです

Webサイト・・・レンタルサーバーとクラウドのいいとこどり

柳下さん.jpg

Windows Azure上でMovableTypeを構築する話。

before: Windows大キライ after: Amazon大キライ

起動時に実行する処理をプログラムできる

  1. 環境設定ファイル(XML)+PowerShellで書く
    • mt-config.cgiを作ったり、Perlをインストールしたり
  2. cspkg化
  3. アップロード
    • 名前を付けてバージョン管理できる。リビジョン番号つけたりなんかして。

AzureでMTを動かす上での注意点

  • ネットワーク遅延を考慮
  • メモリを使うのでmedium以上
  • パッケージにMT/Perlを含めない(容量節約)
  • 静的・動的コンテンツを分けて考える

野田さん.jpg

某大手求人サイトを Azure + PowerCMS で作った。

ハマったところ

  • レイテンシ→キャッシュすごい書いた
  • インスタンス
  • DynamicMTMLが重たいのでスタティックに置き換えた

クラウドって

  • 構成変えられる
  • 中小事業者にとってはハード込みの大型案件のチャンス

今だからデザインできる MT の未来:長谷川さん

(僕のミスで写真写りがひどかったので自粛)

MT6の Simple Smart Speedy の標語って開発側の思想としてはいいけど、伝わるか?という感じの話

そもそもMTとは?人とコンテンツを近づけるもの。

(※竹内注 このあたりで疲れが出てきてぼーっとしてた。)

Lightning Talk

藤本さん(Hajime Fujimoto's Web Site
Vagrantの話。黒い画面は怖くない本。

吉田さん
MTでのプレビューサイトを制作したノウハウの話。
カスタムフィールドでチェックした記事は別のディレクトリに書き出すようにアーカイブマッピングでMTタグを使ったりとか。

淺田さん
カテゴリ編集画面のカスタマイズでハマった話。DOMのIDが同じってどういうことー?とか。

藤さん
あえてMTを選択する話。静的ってやっぱ速い。有償のプロダクトで責任の所在がはっきりしてる。

高橋さん(drivemenuts.com
MTをウェブページだけでなく紙媒体やデジタルサイネージにも使ってデータの管理を一元化した話。
MTに素材をUPしてXMLで書き出しInDesignで取り込んだり、MTユーザを利用して社員名刺なんかにもどう?的な。

佐藤さん
PodcastにMTを使ってる。
Podcastは音声・動画・電子書籍などリッチコンテンツの配信システムで、ファイルサイズが大きい、ならではの問題と要望。
コンテンツのクリック数とかサーバーの利用料など知りたいなぁとか。

常盤さん
Data APIっぽいことをSinatraやDancerでやってた話。

東さん(あと味
MTが巨人化した話。

西山さん
北海道にいきたいどう
スープカレー(1,280円)よりMTMeetup HOKKAIDOの参加費の方が安い。(1,000円)